
こんにちは。
㈱武田産業増田です。
フィルム業界独自の販売単価に「cc単価」関してご紹介させていただきます。
フィルム業界にいない人はcc単価と聞いてもピンとこないかと思います。
私もこの業界で働く前は聞くこともなく、触れることもなく過ごしておりました。
入社後は、見積の単位がcc単価でになっていることもしばしばあり、入社歴が浅い時は、計算に苦労しました。。。
業界の常識ではありますが、改めてご紹介します。
【cc単価とは】
1立方センチメートル(1cm³)における単価のことをいいます。
原反1本の価格は厚み×幅×長さ×cc単価で計算ができ、
実例を元に計算をしていきたいと思います。
厚み80μ、幅900㎜、長さ1000mのフィルムのcc単価が0.7円の場合の原反1本の価格を計算いたします。
ステップ① 単位を揃える (全てcmに揃えます!)
厚み 80μ = 0.008cm
幅 900㎜ = 90cm
長さ 1000m = 100,000cm
ステップ② 体積を求める(CCとは立方センチメートルの為体積をだします)
体積 = 厚み × 幅 × 長さ = 0.008cm × 90cm × 100,000cm = 72,000 cm³
ステップ③ 体積にcc単価をかける:
体積 × cc単価 = 72,000 cm³ × 0.7円 = 50,400円
したがって、厚みが80μ、幅が900㎜、長さが1000mのフィルムはcc単価が0.7円の場合、1本の価格は50,400円となります。
また、1本の価格が分かれば、m当たりの単価も分かります。
50400円/本÷1000m=50.4円/m
このようにフィルムの価格の計算は通常と慣れない単位で行います。
基本武田産業はm単価で見積をお出ししておりますが、原価はcc単価で決定してます。
次回はその他の単位に関してご紹介します!