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【フィルムの物性③】シール強度 とは?

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【フィルムの物性③】シール強度 とは?

こんにちは。

合成樹脂部 営業の増田です。
今回はフィルムの物性第3弾として③ヒートシール強度の説明を行いたいと思います。

 

【ヒートシール強度とは?】
フィルムを袋にする際に、密封することをシール(封緘ふうかん)といい、
一般的に熱溶着法(ヒートシール)でシールされています。

シール強度とは、熱によって結合された材料がどれだけの強く接着しているか、また外力に耐えられるかの評価方法をいいます。

ヒートシールの測定方法はJIS  Z 1707「食品用プラスチックフィルム通則」やJIS Z 0238「ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法」に記されています。

内容としては、密封した容器包装の熱封緘した部分を切り取って開き、その開いた両端を毎分300±20mmの速度で引っ張り、シール部分が剥離するまでの最大荷重(N {kgf}/15mm)を測定する方法のことをいいます。

使用目的によって強さの目安が変わります。その目安が以下の表です。シール強度は大きければ大きいほど強い強度と言えます。

シール強度.jpg

シール強度は、シーラントフィルムの強度とともに、ラミネートした際の組み合わせによって物性など変わってきますので、評価などを繰り返し確認をする必要があります。

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