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リサイクルレザーで作成したご家庭で洗濯可能なジーンズラベルを開発。その結果は?

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リサイクルレザーで作成したご家庭で洗濯可能なジーンズラベルを開発。その結果は?

 

こんにちは。生活産業部の中澤です。
弊社のリサイクルレザーのサルパソフトを使用して、ジーンズ用のラベルが作れないかテストしてみることにしました。

ジーンズラベルとは何?とわからない方の為に簡単に説明しますと、ジーンズを履いた時、お尻の上のベルトを通す部分にあるジーンズのブランド表記をしてある目印のラベルです。パッチとも呼ばれています。

販売先のワールドラベル株式会社様へ、ジーンズ用途に耐えられるか試験のご協力を頂きました。

ジーンズに使用するという事で家庭で洗濯する事を想定したテストを行って頂き、テストの結果を見せて頂きました。

テストサンプル:サルパソフトスペクトロ1.2mm

通常よりきついストーン洗いテスト 
家庭用洗濯テスト

ジーンズの洗濯試験のメーカー規格があり、そのきついストーン洗い加工のテスト結果だと生地の端面からレザーのウレタン着色が剥がれてしまっています。 通常のテストでは見た目は持ち堪えているようですが・・・(何回も洗濯したら同じ結果になる?)

さらに、表面にウレタン着色がないサルパソフトでも試して頂きました。

テストサンプル:サルパソフト0.8mm

通常よりきついストーン洗い加工テスト 
家庭用洗濯テスト

このサルパソフトの生地は、表面にウレタン着色材がついていない商品なのですが、こちらのほうがジーンズのラベルにマッチしそうです。何を隠そうこちらの商品が本命でした。 きついテストだと風合いが出すぎてしまっている感じは良いのですが生地が傷んでいるのが気になります・・・

また、ジーンズと一緒に洗っている為、インディゴブルーの付着した跡もあります。しかしながら、通常の家庭洗濯テストでは見た目も素材のダメージも1回テストした限りでは問題なさそうです。

最近は、昔のように本革製のジーンズラベルが減り、擬革紙と呼ばれるジーンズラベルが一般的に使用されております。本革では高いけどリサイクルレザーなら価格を抑えられ、革の風合いや匂いも本革と同じで擬革紙よりは高級感があるこのサルパソフトは、おすすめ出来ますよ。

洗濯したら色落ちするのでご家庭では洗うときには注意が必要という条件付きですが(汗)。

しかし、ジーンズの愛好家たちはジーンズを洗濯しないとも聞きますのでそんな愛好家達にこのリサイクルレザーのジーンズラベル付きのジーンズを履いて欲しいなと勝手に思っています。

最後にご協力頂きましたワールドラベル株式会社様に御礼申し上げます。

 

生活産業部 次長 中澤 洋介

業務内容:リサイクルレザーの素材販売 / ランドセル用の芯材販売 / 靴に使用する釘の販売 / 別注縫製品の製造販売

趣味:ランニングと言いたいところですが最近は、ジョギングをしているが妥当なところです。(汗)
適度に体を動かすのは、とてもすっきりして私には良いストレス発散になります。

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