こんにちは、武田産業の増田です。
倉庫に長く保管していたポリ袋やプラスチック製品の表面に
白い粉のようなものが付いていたり、ベタつきを感じたことはありませんか。
これはプラスチック業界でよく知られる「ブリードアウト(bleed out)」という現象です。
この記事では、ブリードアウトの基本を分かりやすく解説します。
1. ブリードアウトとは?
ブリードアウトとは、プラスチック内部に含まれる添加剤(着色剤・可塑剤・滑剤など)が
時間の経過とともに表面へ染み出してくる現象です。
日本語では「染み出し」、業界では「吹く」「泣き」と呼ばれることもあります。
ゴム業界では似た現象を「ブルーム(ブルーミング)」と呼びます。
2. なぜ起きるのか?
・時間の経過:長期間保管すると添加剤が表面へ移動する。
・温度変化:温度が高いと分子の動きが活発になり染み出しが進む。
・素材の硬さ:柔らかいプラスチックほどブリードアウトが早い。
添加剤がポリマーと完全に馴染まなかったり、相性が悪かったりする場合に発生します。
特に以下の条件で起きやすくなります。
3. 「悪いこと」ばかりではない
ブリードアウトは不良に見えることがありますが、あえて利用されているケースもあります。
4. まとめ
ブリードアウトはプラスチックにとって「宿命」ともいえる現象です。
添加剤の種類や配合で発生スピードを抑えることはできますが、完全に防ぐのは困難です。
問い合わせがあった際には、それが必要な機能なのか、不具合なのかを見極めることが重要です。
メリット
・滑り性向上(袋を開けやすくする)
・静電気防止(帯電防止剤が表面に出る)
・劣化防止(タイヤではワックスが紫外線から保護)
デメリット
・見た目が悪くクレームにつながる
・精密機器包装では粉が付着しキズの原因になる上がる」というサインです。
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プラスチックの表面が粉っぽい?「ブリードアウト」の正体とは
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