皆様こんにちは!武田産業・合成樹脂部増田です。
先日、気候変動に関する首脳会議が開催され、日本は温暖化ガスを2030年に向けて2013年度比で46%削減すると表明しました。地球規模で取り組まなければならない喫緊の課題であるこの「温暖化ガス削減」の観点から、弊社の遮光ポリオレフィンフィルム「shako-WBPF」・「BUPP-WBW」を使用するメリットを紹介させていただきます。
「shako-WBPF」・「BUPP-WBW」の最大の特徴が、遮光ができるという点です。現在、内容物を遮光するためには、アルミ箔やアルミ蒸着を使用している包材が主流になっております。ただ、アルミ箔やアルミ蒸着を製造する工程で多くのCO2が出ることをご存知でしょうか?
下の棒グラフデータは、「shako-WBPF」のベースとなるポリエチレンフィルムとアルミ箔の原料採取から製品化までに排出するCO2量を比較したものです。アルミ箔は金属の塊を莫大なエネルギーをかけて薄くしていく過程でポリエチレンフィルムに比べて約2倍のCO2を排出します。このアルミ箔の代わりに弊社の「shako-WBPF」及び・「BUPP-WBW」を使用することで、約50%ものCO2量を削減することが可能になっております。
また、「shako-WBPF」・「BUPP-WBW」は、内容物を温める際に袋のまま電子レンジにかけられるフィルムです。最近メディアで見かける方もいらっしゃるかとは思いますが、レトルト食品などを温める際、湯煎にかけるのと電子レンジに入れるのと比較しても、電子レンジにいれて温めたほうがCO2排出量少ないというのが言われております。
光で劣化する内容物の品質を保持する包装材料として、アルミ箔ではなく
「shako-WBPF」・「BUPP-WBW」を使用することで温暖化ガスの削減に貢献できるのです。
リサイクルという観点からも、アルミを「shako-WBPF」・「BUPP-WBW」で代替することで「オールプラスチック」パッケージとしてサーマルリサイクルがしやすくなります。
さらに一歩進んで、「shako-WBPF」・「BUPP-WBW」を単体で使用したり、貼り合わせる表基材にポリオレフィンフィルムを用いることで、モノマテリアルパッケージとしてマテリアルリサイクルの実現が可能になります。
詳しい内容はこちらでも紹介しております。
こういった観点から「shako-WBPF」・「BUPP-WBW」は、待ったなしで我々人類が取り組まなければならない温暖化ガス削減に貢献するフィルムということができます!!!
弊社のフィルムにご興味ありましたら、是非お問い合わせください。