カメラやその関連商品のインターネット経由での販売をしており、私が所属している部署では主にお客様からご注文頂いた商品の梱包と発送をする仕事を行っております。
その中で私自身は発注業務の他に、梱包資材の企画、立案、運用に関する業務も担当しています。

これまでは、商品の梱包にエアークッション型の緩衝材を使用していました。
精密機器を安全に発送するという点では、お客様より高い評価を頂いておりましたが、反面、梱包にかかる時間が課題となっていました。
また、出来るだけコストを抑えること、さらにエコへの取り組みとして、プラスチック素材の使用量を減らすということも課題でした。
そのため、代わりの資材を探す際は、商品を安全にお客様のもとに届けることが出来る梱包品質を維持しながら、従来より30％以上梱包作業が早く行えることと、
コストを抑えつつ廃棄物を減らすことが出来る緩衝材であることが求められました。

新しい緩衝材を模索していた中で、御社のWEBサイトでグレイスパットを拝見し、梱包資材として活用できないかと考えました。
一番の選定理由は商品を梱包した時の見栄えの良さです。
透明なフィルムで商品が挟まれて宙に浮いているような状態なので、お客様が開封した時にインパクトを与えられるのではと思いました。
また、組み立てて商品を挟むだけなので、作業性の面でのメリットも選定理由の一つです。

とても簡単で、かつ安全性も保てているので、梱包品質を維持しつつ、作業時間の短縮を実現することが出来ました。
また、廃棄物を減らす点でも、上下2枚のプラスチックフィルムで緩衝できるグレイスパットは、従来のエアークッション型緩衝材を使用した梱包より、プラスチック素材の廃棄物を減らすことが出来ています。
課題としては、コストと技術的な問題ですべての商材をグレイスパットを使用した梱包に切り替えられていない事です。
また、やはり従来品よりもコストがかかるため、資材費として稟議を通す際に社内で目立ってしまうことです。(笑)

多くのお客様から好意的なご意見を頂いています。「梱包が丁寧」「輸送時の安全面で安心である」といったご意見、また、中には「感動した」というおどろきのご感想を
頂くこともあります。
しかしながら、耐荷物の問題などまだ課題もあるので、今後の展開につきましては、お客様の利便性を追求した緩衝材の開発を通して、より多くのお客様に喜びと感動を
与えられるような梱包をご一緒に開発していければと思っています。